年代別・男女別のSNS利用率を、総務省の公式調査(令和6年度)にもとづき1ページに整理しました。LINE・YouTube・Instagram・X・TikTok・Facebook・ニコニコ動画の7サービスについて、10代から70代までの利用率、男女差、2020年からの5年間の推移を出典つきで掲載しています。「この年代にはどのSNSで届くのか」を判断する根拠として、記事・提案資料・レポートにご活用ください。
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年代別SNS利用率の一覧表(7サービス×10代〜70代)
総務省情報通信政策研究所「令和6年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(2025年6月公表)による、主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率です。「利用率」はアンケートで「自分が利用している」と回答した割合を指します。
| サービス | 全年代 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| LINE | 91.1% | 93.6% | 97.7% | 97.9% | 94.8% | 94.5% | 91.1% | 71.8% |
| YouTube | 80.8% | 95.7% | 97.2% | 97.9% | 91.8% | 83.0% | 71.2% | 43.3% |
| 52.6% | 75.0% | 78.0% | 70.5% | 67.0% | 52.7% | 34.7% | 10.4% | |
| X(旧Twitter) | 43.3% | 62.1% | 78.0% | 61.6% | 48.7% | 43.6% | 22.1% | 8.1% |
| TikTok | 33.2% | 65.7% | 58.7% | 39.7% | 39.9% | 25.5% | 18.8% | 8.7% |
| 26.8% | 13.6% | 22.9% | 39.2% | 38.6% | 32.1% | 26.6% | 8.1% | |
| ニコニコ動画 | 10.8% | 20.0% | 24.3% | 13.1% | 7.2% | 7.9% | 8.1% | 4.0% |
サンプル数は全年代1,800人(10代140/20代218/30代237/40代306/50代330/60代271/70代298)。10代は13〜19歳、70代は70〜79歳です(出典:総務省)。
「利用率」は使っている人の割合であり、利用時間や熱量ではありません。若年層はInstagram・TikTokの利用率が高い一方、LINE・YouTubeはほぼ全年代に浸透しています。届けたい年代と目的に合わせて媒体を選ぶための土台データとして使ってください。
年代ごとの特徴(10代・20代・30〜40代・50代以上)
同じ表を年代の視点で読み直すと、次の特徴が見えてきます。
| 年代 | 特徴(利用率が高い順の目安) |
|---|---|
| 10代 | YouTube 95.7%、LINE 93.6%、Instagram 75.0%、TikTok 65.7%(全年代で最高)、X 62.1%。動画・ビジュアル系の利用率が突出 |
| 20代 | LINE 97.7%、YouTube 97.2%、X 78.0%(全年代で最高)、Instagram 78.0%、TikTok 58.7%。XとInstagramを併用する層が厚い |
| 30〜40代 | LINE・YouTubeが9割超。Instagram 70.5%/67.0%、X 61.6%/48.7%。Facebookは30代39.2%・40代38.6%で最も高い |
| 50代 | LINE 94.5%、YouTube 83.0%、Instagram 52.7%、X 43.6%、Facebook 32.1%、TikTok 25.5% |
| 60代 | LINE 91.1%、YouTube 71.2%、Instagram 34.7%(調査では大幅に増加と報告)、Facebook 26.6%、X 22.1% |
| 70代 | LINE 71.8%、YouTube 43.3%。その他は1割前後で、SNSより従来メディア中心 |
総務省の報告では、Xは20代で最も高く、Instagramは特に60代で大幅に増加、TikTokは10代で最も高いと整理されています。年代が上がるほどLINE・YouTube以外の利用率が下がり、70代ではSNS全般の利用率が大きく低下します(出典:総務省)。
男女別の利用率
同調査では男女別の利用率も公表されています(男性899人/女性901人)。
| サービス | 男性 | 女性 | 差の傾向 |
|---|---|---|---|
| LINE | 88.4% | 93.7% | 女性がやや高い |
| YouTube | 83.6% | 78.0% | 男性がやや高い |
| 47.6% | 57.5% | 女性が約10ポイント高い | |
| X(旧Twitter) | 44.0% | 42.6% | ほぼ同水準 |
| TikTok | 31.0% | 35.3% | 女性がやや高い |
| 29.1% | 24.4% | 男性がやや高い | |
| ニコニコ動画 | 12.6% | 9.0% | 男性がやや高い |
Instagramは女性の利用率が高く、総務省も「女性の利用率が高い」と明記しています。一方、YouTube・Facebook・ニコニコ動画は男性の利用率がやや高い傾向です。性別ターゲティングの初期仮説として参考になります(出典:総務省)。
5年間の推移(2020→2024年)
全年代の利用率を2020年(令和2年度)から2024年(令和6年度)まで並べると、伸びている媒体と横ばいの媒体がはっきり分かれます。
| サービス | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 5年の変化 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| LINE | 83.8% | 87.2% | 88.9% | 89.8% | 91.1% | +7.3pt |
| YouTube | 77.0% | 79.1% | 78.4% | 79.9% | 80.8% | +3.8pt |
| 36.1% | 41.5% | 43.1% | 48.4% | 52.6% | +16.5pt | |
| X(旧Twitter) | 36.3% | 39.7% | 39.7% | 42.1% | 43.3% | +7.0pt |
| TikTok | 14.9% | 21.6% | 24.5% | 27.8% | 33.2% | +18.3pt(約2.2倍) |
| 28.0% | 28.7% | 26.8% | 27.4% | 26.8% | −1.2pt(横ばい) | |
| ニコニコ動画 | 12.7% | 13.6% | 13.3% | 11.8% | 10.8% | −1.9pt |
この5年で最も伸びたのはTikTok(14.9%→33.2%)とInstagram(36.1%→52.6%)で、いずれもビジュアル・動画を軸にした媒体です。Facebookはほぼ横ばい、ニコニコ動画は微減となっています。なお全年代の数値は、令和6年度調査から70代を含めて再集計されているため、過去に公表された数値と一致しない場合があります(出典:総務省)。
データから読む:年代別の媒体選び
利用率のデータをそのまま媒体選びに落とし込むと、次のような整理になります。あくまで「その年代に届く可能性がある媒体」の目安であり、実際の反応はジャンルや発信内容で大きく変わります。
| 届けたい層 | 利用率の高い媒体 | データ上の根拠 |
|---|---|---|
| 10代 | YouTube・Instagram・TikTok | TikTok 65.7%(全年代最高)、Instagram 75.0%、YouTube 95.7% |
| 20代 | X・Instagram・YouTube | X 78.0%(全年代最高)、Instagram 78.0%、YouTube 97.2% |
| 30〜40代 | Instagram・X・(Facebook) | Instagram 70.5%/67.0%、Facebookが最も高い年代(39.2%/38.6%) |
| 50代以上 | LINE・YouTube | LINE 9割超(70代71.8%)、YouTube 83.0%/71.2%。他SNSは急減 |
| 女性向け | 女性57.5% vs 男性47.6% |
インフルエンサー施策では、起用する発信者のフォロワー年代と、この利用率データを重ねて「本当に届く層か」を確認するのが基本です。TikTok・Instagramの利用率が伸び続けている一方、信頼の獲得には発信者との関係性や第三者の声(UGC)が効くため、媒体選びと発信設計はセットで考えることをおすすめします。
調査概要と出典
- 調査名:令和6年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書(総務省情報通信政策研究所)
- 調査対象:13〜79歳の男女1,800人(令和6年1月住民基本台帳の実勢比例、全国125地点)/調査方法:訪問留置調査/調査期間:令和6年12月2日〜8日/公表:令和7年6月(第13回調査)
- 出典:総務省 (報道資料) / (調査報告書 概要 PDF)
数値はすべて上記報告書に掲載された値を転記しています。引用の際は出典と調査時点(令和6年度)をあわせて明記してください。最新版が公表された場合は数値が更新されます。
まとめ
年代別に見ると、10代はTikTok・Instagram、20代はX・Instagram、30〜40代はInstagram・Facebook、50代以上はLINE・YouTubeと、届く媒体がはっきり分かれます。5年間ではTikTokとInstagramの伸びが突出し、動画・ビジュアル系への移行が続いています。届けたい年代から逆算して媒体を選び、発信者との相性や信頼設計とあわせて施策を組み立てることが、成果への近道です。