スマホを使っている人は、年代別にどのくらいいるのか。ネットはスマホとパソコンのどちらで使われているのか。総務省「令和6年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」から、スマートフォン・タブレット・スマートウォッチなどの利用率を10代〜70代別・2020年からの推移で、インターネットを使う機器(モバイル・PC・タブレット・テレビ)別の利用時間を平日・休日別にまとめました。「スマホ前提」で発信や販促を設計してよいかを判断するためのデータ集です。
ネットで何に時間を使っているかは SNS・動画の利用時間データ、ネット全体とテレビの利用時間は 年代別インターネット利用時間データ、スマホ経由のEC市場は EC市場規模データ へ。
スマートフォンの利用率は93.7%(全年代)
| 機器(全年代・2024年) | 利用率 |
|---|---|
| スマートフォン | 93.7% |
| タブレット | 35.9% |
| スマートウォッチ | 15.2% |
| フィーチャーフォン(従来型の携帯電話) | 11.8% |
| 電子書籍リーダー | 6.8% |
13〜79歳の93.7%がスマートフォンを利用しています。タブレットは約3人に1人、スマートウォッチは15.2%です(出典:総務省)。
年代別のスマホ・タブレット・スマートウォッチ利用率
| 利用率(2024年) | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| スマートフォン | 93.6% | 99.1% | 99.2% | 99.3% | 97.9% | 93.0% | 75.8% |
| タブレット | 56.4% | 37.2% | 46.4% | 41.5% | 35.2% | 27.3% | 20.1% |
| スマートウォッチ | 7.1% | 23.4% | 26.2% | 16.3% | 14.8% | 12.2% | 6.0% |
| フィーチャーフォン | 10.0% | 4.6% | 5.5% | 8.8% | 10.0% | 14.4% | 25.8% |
| 電子書籍リーダー | 11.4% | 6.4% | 10.5% | 7.8% | 7.0% | 5.2% | 2.3% |
スマートフォンの利用率は10代〜60代で90%を超え、20代〜40代では99%台です。70代でも75.8%が利用しています。タブレットは10代(56.4%)が最も高く、スマートウォッチは20代・30代で20%を超えています。70代ではフィーチャーフォンの利用率が25.8%と、他の年代より高くなっています(出典:総務省)。
2020→2024年の推移:スマートウォッチは約2.6倍
| 利用率(全年代) | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 |
|---|---|---|---|---|---|
| スマートフォン | 88.0% | 90.6% | 93.0% | 93.3% | 93.7% |
| タブレット | 35.2% | 36.4% | 36.0% | 37.6% | 35.9% |
| スマートウォッチ | 5.9% | 8.3% | 9.1% | 13.9% | 15.2% |
| フィーチャーフォン | 18.1% | 16.1% | 12.5% | 13.6% | 11.8% |
| 電子書籍リーダー | 5.9% | 8.3% | 8.0% | 7.9% | 6.8% |
スマートフォンは2020年の88.0%から93.7%へ上昇し、フィーチャーフォンは18.1%から11.8%へ減りました。スマートウォッチは5.9%から15.2%へ約2.6倍に伸びています。タブレットは35〜38%の範囲でほぼ横ばいです(出典:総務省。倍率は本ページで計算。経年値は70代を含めた再集計値)。
機器別のネット利用時間:モバイルがPCの2倍以上
インターネットを使った機器ごとの1日あたり平均利用時間(分)です。「モバイル」はスマートフォンと携帯電話を指します。平均利用時間は、その機器でネットを使わなかった人も含めた全回答者の平均です。
| 平日(分/日) | 全年代 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| モバイル | 116.8 | 198.2 | 194.7 | 132.7 | 126.6 | 107.7 | 83.4 | 39.7 |
| PC | 50.0 | 27.3 | 58.6 | 74.0 | 62.4 | 59.8 | 38.7 | 22.2 |
| タブレット | 13.0 | 21.1 | 13.7 | 12.8 | 8.3 | 16.9 | 13.2 | 9.4 |
| テレビ(ネット接続) | 14.6 | 10.4 | 10.7 | 18.1 | 15.5 | 14.4 | 24.3 | 7.1 |
| 休日(分/日) | 全年代 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| モバイル | 133.5 | 258.7 | 234.4 | 157.8 | 157.8 | 108.9 | 79.4 | 33.0 |
| PC | 23.6 | 26.2 | 45.4 | 35.5 | 19.4 | 18.7 | 16.2 | 13.2 |
| タブレット | 15.1 | 26.7 | 25.1 | 13.5 | 10.3 | 15.1 | 12.6 | 10.7 |
| テレビ(ネット接続) | 22.8 | 13.9 | 27.7 | 24.1 | 23.7 | 27.8 | 33.3 | 6.2 |
平日・休日ともに、すべての年代でモバイルによるネット利用時間が最も長くなっています。全年代の平日はモバイル116.8分に対してPC50.0分と2倍以上、休日はモバイル133.5分に対してPC23.6分と5倍以上の差があります。休日の10代はモバイルで258.7分(約4時間19分)ネットを使っています(出典:総務省。倍率は本ページで計算)。
PCの利用時間が比較的長いのは平日の30代(74.0分)〜50代で、仕事での利用が含まれると考えられます。休日はどの年代でもPCの時間が大きく減り、ネット利用はほぼモバイルに集中します。
モバイルでネットを使う人の割合(行為者率)
「行為者率」は、調査日にその機器でネットを1回でも使った人の割合です(平日は調査日2日間の平均)。
| モバイルネットの行為者率 | 全年代 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 平日 | 82.2% | 90.4% | 95.6% | 93.2% | 93.1% | 83.3% | 77.1% | 51.8% |
| 休日 | 77.9% | 90.0% | 91.7% | 90.7% | 92.2% | 78.2% | 68.3% | 46.0% |
平日・休日ともに10代〜40代の9割以上が、その日のうちにスマホなどのモバイルでネットを使っています。70代でも平日は51.8%と半数を超えています。PCでネットを使った人は平日でも全年代で25.8%にとどまります(出典:総務省)。
データから読む:発信者・企業への示唆
| データ上の事実 | 示唆 |
|---|---|
| スマホ利用率は10〜60代で9割超 | 発信・LP・販促物は「スマホの縦画面で見られる」前提で設計する |
| 休日のネット利用はほぼモバイル(PCの5倍以上) | 休日に見てほしい投稿・キャンペーンはスマホでの見え方を最優先に確認する |
| 平日の30〜50代はPC利用も一定ある | BtoB向けの資料やフォームは、PCでの閲覧も想定しておく |
| スマートウォッチは20〜30代で2割超、5年で約2.6倍 | 通知で目に入る短い一文(タイトル・冒頭)の重要性が増している |
スマホで情報に触れる時間が長い以上、SNSでの発信は「スマホの画面で、最初の数秒で伝わるか」が成果を左右します。動画とSNSにどれだけ時間が使われているかは SNS・動画の利用時間データ で確認できます。
調査概要と出典
- 調査名:令和6年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書(総務省情報通信政策研究所)
- 調査対象:13〜79歳の男女1,800人/日記式調査(平日2日・休日1日、15分刻み)とアンケート調査を併行実施/調査期間:令和6年12月2日〜8日/公表:令和7年6月
- 掲載値:モバイル機器等の利用率(年代別・2020〜2024年の経年)、主な機器によるインターネット平均利用時間と行為者率(年代別、平日・休日)
- 出典:総務省情報通信政策研究所 (報道資料) / (調査報告書 概要 PDF)
機器の利用率はアンケート調査、ネット利用時間と行為者率は日記式調査にもとづく値です。倍率・時間換算は本ページで計算したもので、その他の数値は報告書の掲載値を転記しています。
まとめ
スマートフォンの利用率は全年代で93.7%、20〜40代では99%台に達しています。ネットを使う時間もすべての年代でモバイルが最も長く、休日はPCの5倍以上です。スマートウォッチは5年で約2.6倍に伸びました。発信・販促は「スマホで見られる」ことを前提に設計するのが基本です。