年代別のインターネット利用時間・テレビ視聴時間を、総務省の公式調査(令和6年度)にもとづき出典つきでまとめました。10代から70代まで、平日・休日それぞれの1日あたりの平均利用時間を、インターネット・テレビ(リアルタイム/録画)・新聞・ラジオで比較できます。「その年代は1日にどれだけネットを見ているのか」を判断する根拠として、記事・提案資料・レポートにご活用ください。
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年代別の平均利用時間【平日】
総務省情報通信政策研究所「令和6年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(2025年6月公表)による、平日1日あたりの主なメディアの平均利用時間(分)です。「平均利用時間」は、調査対象者全員の利用時間の合計を対象者数で割った値(利用していない人も含む平均)です。
| 平日(分/日) | 全年代 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| インターネット利用 | 181.8 | 243.4 | 257.2 | 225.8 | 200.3 | 181.0 | 151.3 | 72.4 |
| テレビ(リアルタイム)視聴 | 154.7 | 39.7 | 52.6 | 80.2 | 117.5 | 159.0 | 226.7 | 310.7 |
| テレビ(録画)視聴 | 18.1 | 2.8 | 5.6 | 9.7 | 11.0 | 16.5 | 37.2 | 32.8 |
| 新聞閲読 | 9.0 | 0.5 | 0.3 | 1.3 | 1.9 | 6.3 | 14.8 | 30.5 |
| ラジオ聴取 | 11.8 | 0.0 | 2.1 | 4.7 | 11.7 | 13.0 | 18.0 | 23.4 |
平日のインターネット利用は20代が257.2分(約4時間17分)で最も長く、50代までは1日3時間以上です。テレビ(リアルタイム)は年代が上がるほど長く、70代は310.7分(5時間超)に達します(出典:総務省)。
年代別の平均利用時間【休日】
休日は平日よりネット利用が長くなる傾向があり、とくに10代・20代は5時間前後に達します。
| 休日(分/日) | 全年代 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| インターネット利用 | 183.7 | 316.1 | 302.7 | 218.4 | 199.0 | 164.9 | 130.8 | 59.7 |
| テレビ(リアルタイム)視聴 | 182.7 | 41.7 | 62.7 | 103.8 | 159.1 | 200.4 | 276.8 | 318.3 |
| テレビ(録画)視聴 | 25.0 | 7.2 | 11.3 | 14.5 | 21.5 | 32.1 | 42.7 | 31.7 |
| 新聞閲読 | 8.5 | 0.4 | 0.3 | 1.1 | 2.3 | 6.8 | 13.5 | 27.8 |
| ラジオ聴取 | 7.9 | 0.0 | 0.0 | 2.7 | 7.2 | 9.2 | 10.1 | 19.1 |
休日の10代は316.1分(約5時間16分)、20代は302.7分と、いずれも5時間前後をインターネットに使っています(出典:総務省)。
「利用時間」は接触の長さであって、SNSに使った時間そのものではありません(動画・検索・ゲーム等を含みます)。とはいえ、若年層ほど1日の可処分時間の大きな部分をネットに置いていることは、発信の届きやすさを考えるうえで重要な前提です。
年代ごとの特徴:ネットとテレビの逆転
ネットとテレビ(リアルタイム)のどちらが長いかは、年代でくっきり分かれます。
| 年代 | 平日 | 休日 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 10代・20代 | ネット ≫ テレビ | ネット ≫ テレビ | ネットがテレビの4〜6倍。テレビは1時間未満 |
| 30代 | ネット > テレビ | ネット > テレビ | ネット約3.5〜3.8時間、テレビ1.3〜1.7時間 |
| 40代 | ネット > テレビ | ネット > テレビ | 休日で初めてネットがテレビを上回った年代(199.0分 vs 159.1分) |
| 50代 | ネット > テレビ | テレビ > ネット | 平日はほぼ拮抗、休日はテレビが長い |
| 60代 | テレビ > ネット | テレビ > ネット | テレビが長いが、ネットも2〜2.5時間ある |
| 70代 | テレビ ≫ ネット | テレビ ≫ ネット | テレビ5時間超、ネット約1時間 |
総務省の報告では、休日の40代でインターネットの利用時間がテレビ(リアルタイム)を初めて上回ったこと、60代でテレビの利用時間が大幅に減少したことが示されています。10代・20代のネット利用時間は前年から減少している一方、40〜60代は増加しており、「ネット中心の生活」が上の年代へ広がっている段階といえます(出典:総務省)。
若年層は「ネット4〜5時間」の世界
10代・20代のインターネット利用時間を1週間に換算すると、平日243〜257分×5日+休日303〜316分×2日で、週あたりおよそ30時間前後になります。テレビは週5〜7時間程度で、情報接触の中心が完全にインターネットに移っていることがわかります。
| 年代 | 平日ネット | 休日ネット | 週あたり(概算) |
|---|---|---|---|
| 10代 | 243.4分 | 316.1分 | 約30.8時間 |
| 20代 | 257.2分 | 302.7分 | 約31.5時間 |
| 30代 | 225.8分 | 218.4分 | 約26.1時間 |
| 40代 | 200.3分 | 199.0分 | 約23.3時間 |
週あたりの値は平日×5日+休日×2日で本ページが概算したものです。実際の生活パターンによって前後します(出典:総務省の日別数値をもとに算出)。
データから読む:発信のタイミングと媒体
利用時間のデータは、「誰に・いつ・どこで届けるか」を考える材料になります。第一に、若年層ほどネットに長く接触しており、SNS発信が届く余地が大きい。第二に、休日は若年層のネット利用がさらに長くなるため、週末の投稿は接触機会が増えやすい。第三に、40代以上でもネット利用は1日3時間前後あり、ミドル層向けの発信も十分に成立する。
一方で、60代以上はテレビが依然として主要な接点です。ターゲットが上の年代であれば、SNSだけでなくテレビや紙媒体を含めた設計が現実的です。SNSの媒体選びは 年代別SNS利用率データ とあわせて判断してください。
調査概要と出典
- 調査名:令和6年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書(総務省情報通信政策研究所、2025年6月公表)
- 調査対象:13〜79歳の男女1,800人(10代は13〜19歳)/日記式調査(平日2日・休日1日、15分刻み)/調査期間:令和6年12月2日〜8日
- 掲載値:主なメディアの平均利用時間(全年代・年代別、平日・休日)。全年代の値は70代を含む
- 出典:総務省 (報道資料) / (調査報告書 概要 PDF)
週あたりの換算値のみ本ページでの概算で、他の数値は上記報告書に掲載された値を転記しています。引用の際は出典と調査時点(令和6年度)をあわせて明記してください。
まとめ
インターネットの平均利用時間は20代の平日257分、10代の休日316分が最長で、若年層は週30時間前後をネットに使っています。40代でも休日にネットがテレビを上回り、ネット中心の生活は上の年代へ広がっています。一方で60代以上はテレビが依然中心です。届けたい年代の「1日の時間の使い方」から逆算して、発信の媒体とタイミングを設計することが成果への近道です。