企業がインフルエンサーに直接依頼するとき、最初のDM(ダイレクトメッセージ)の質が、返信率と交渉のスムーズさを大きく左右します。事務的すぎるDMや、条件が曖昧なDMは無視されがち。逆に、要点を押さえた依頼文なら、多忙なインフルエンサーからも前向きな返信が返ってきます。
この記事は、企業がインフルエンサーに送る依頼DMの構成・例文・注意点を、そのまま使えるテンプレートとともに整理した実務ガイドです。キャスティング会社を使う場合の選び方はキャスティング会社の選び方を参照してください。
返信される依頼DMの5要素
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| 1. 誰から | 企業名・担当者名・事業内容を明示(怪しくない証明) |
| 2. なぜあなたか | その人を選んだ理由(発信内容への具体的な言及) |
| 3. 何を依頼するか | 商材・投稿内容・本数を具体的に |
| 4. 条件 | 報酬・提供内容・スケジュールの目安 |
| 5. 次のアクション | 返信・詳細案内など、次に何をすればよいか |
特に「2. なぜあなたか」が抜けると、量産テンプレDMに見えて無視されます。相手の発信への具体的な言及が、返信率を大きく上げます。
そのまま使える依頼DM例文
〇〇様、はじめまして。〇〇株式会社(△△を展開)でPRを担当しております〇〇と申します。
日頃から〇〇様の「◯◯についての発信」を拝見しており、特に△△の投稿の丁寧さに魅力を感じてご連絡しました。
この度、弊社商品「〇〇」のPR投稿をお願いできないかと考えております。
【依頼内容】フィード投稿1本+ストーリーズ1回
【報酬】〇〇円(+商品提供)※ご相談可
【時期】〇月中を想定
ご興味をお持ちいただけましたら、詳細資料をお送りします。ご不明点があれば何なりとお知らせください。よろしくお願いいたします。
返信率を下げるNGパターン
- 企業情報が不明:誰からの依頼か分からず、警戒され無視される
- 「一律テンプレ」感:相手への具体的言及がなく、量産DMに見える
- 条件が曖昧:「良ければ協力を」だけで報酬・内容が不明
- いきなり値切り前提:「無償で」「フォロワー宣伝になるので」は敬遠されやすい
条件提示で明示すべき項目
- 報酬・提供内容:金額または商品提供の有無。相談可なら明記
- 投稿内容・本数:フィード/ストーリーズ/リールと本数
- PR表記の扱い:ステマ規制に沿った表記を前提とすること
- スケジュール:投稿時期・確認フローの目安
- 二次利用の有無:投稿を広告等に使う場合はその旨
DMより仕組みで発注する選択肢
個別DMは1件ずつの手間が大きく、返信率も相手次第です。複数のインフルエンサーに継続的に発注したい場合は、会員制プラットフォームやキャスティング経由の方が、条件を提示して応募を募れるため効率的です。フォロワーの質の審査や契約面も担保しやすくなります。自社DMと仕組み活用を、規模に応じて使い分けるのが現実的です。
まとめ
返信される依頼DMは、「誰から・なぜあなたか・何を・条件・次の一歩」の5要素を、相手への具体的な言及とともに伝えるものです。曖昧な条件や量産テンプレ感は無視の元。継続的に多数へ発注するなら、DMと並行してプラットフォーム・キャスティングの活用も検討しましょう。