「インフルエンサーマーケティングはBtoCのもの」――そう思われがちですが、BtoB・SaaS領域でも第三者発信の活用は着実に広がっています。意思決定が慎重で検討期間が長いBtoBだからこそ、「同業や専門家が使っている」という第三者の声が、稟議を通す決定打になります。
この記事は、BtoB・SaaS企業がインフルエンサー(=専門家・ユーザー)を活用するための考え方・起用タイプ・進め方を整理した実務ガイドです。製造業に特化した活用は製造業・BtoBのUGC活用ガイド、費用感は費用相場もあわせてご覧ください。
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BtoBでインフルエンサー活用が効く理由
- 意思決定に第三者評価が効く:BtoBの購買は稟議・比較検討。「同業が使っている」事実が決裁を後押しする
- 専門性が信頼を生む:業界の専門家・実務者の発信は、広告より圧倒的に信頼される
- 検討期間が長い=接触機会が重要:長い検討プロセスの各所で第三者の声に触れることが効いてくる
BtoBで起用する4タイプの発信者
| タイプ | 発信者 | 役割 |
|---|---|---|
| 業界インフルエンサー | その分野で影響力を持つ専門家 | 認知・信頼の獲得 |
| ユーザー(導入企業) | 実際の利用企業・担当者 | 導入事例・比較検討の後押し |
| 従業員(EGC) | 自社の技術者・営業 | 顔の見える信頼・採用広報 |
| パートナー・提携先 | 連携企業・代理店 | 相互紹介による到達拡大 |
BtoCとの進め方の違い
BtoBのインフルエンサー活用は、BtoCの「フォロワー数×拡散」とは評価軸が異なります。
| 観点 | BtoC | BtoB |
|---|---|---|
| 重視する指標 | フォロワー数・拡散 | 専門性・意思決定層へのリーチ |
| 成果 | 認知・購買 | リード獲得・商談化・稟議通過 |
| 主なSNS | Instagram/TikTok | X・LinkedIn・専門メディア |
| コンテンツ | ビジュアル訴求 | ノウハウ・導入事例・比較 |
SaaS企業の活用パターン
- 専門家によるレビュー・使い方発信:業界インフルエンサーに実際に使ってもらい発信
- 導入事例のコンテンツ化:ユーザー企業の声を記事・動画で資産化し比較検討層に届ける
- ウェビナー・共催:専門家との共催で見込み顧客のリードを獲得
- 従業員発信(EGC):プロダクト開発の裏側やノウハウを社員が発信し信頼を積む
始め方のステップ
- STEP1:目的を「認知」か「リード獲得」か「比較検討の後押し」に絞る
- STEP2:目的に合う発信者タイプを選ぶ(専門家/ユーザー/従業員)
- STEP3:フォロワー数でなく専門性・意思決定層との接点で候補を評価
- STEP4:小さく1件(導入事例・専門家レビュー)から始め、成果を見て広げる
まとめ
BtoB・SaaSのインフルエンサー活用は、フォロワー数ではなく「専門性と意思決定層への接点」で設計するのが要点です。導入事例・専門家発信・従業員発信を、長い検討プロセスの各所に配置することで、稟議を通す第三者評価を積み上げられます。まずは最も語れる導入事例1件から始めましょう。