「インフルエンサーって、実際いくらもらえるの?」——この質問は、SNS副業に興味を持った人がほぼ全員ぶつかる疑問です。検索すると「1投稿◯万円」「フォロワー数 × 0.5円」のような目安は出てきますが、ジャンル・プラットフォーム・案件タイプ・クライアントの予算によって相場が大きくぶれるため、自分のケースに当てはまる数字は実は読みにくい領域です。

この記事では、業界一般で語られる単価相場の感覚値を整理した上で、単価を上げるために動かせる要素・交渉のコツをまとめます。最後に SIGNAL BASE の単価の考え方も触れますが、「大きく稼ぐ」より「続けやすさ・実績作り」を優先する設計になっている前提でお読みください。

先にお伝えしたいこと

本記事の数字はあくまで業界全体での目安・中央値のイメージです。実際は個人差・案件差で2〜3倍ぶれるのが普通で、「フォロワー◯人なら必ず◯円」というような確定情報ではありません。SIGNAL BASE はフォロワー数の少ない方も多く所属するプラットフォームで、最初はギフティングや小規模なPR案件からスタートし、コツコツ実績を積み上げる前提で運営しています。

目次
  1. インフルエンサー報酬はどう決まるか
  2. フォロワー数別の単価相場
  3. プラットフォーム別の単価傾向
  4. 単価を上げる3つの要素
  5. 単価交渉で押さえるべきポイント
  6. SIGNAL BASE の考え方

インフルエンサー報酬はどう決まるか

業界でよく持ち出される目安が 「フォロワー数 × フォロワー単価」 という掛け算式です。Instagramのフィード投稿だとフォロワー単価は 2〜5円 前後で語られることが多く、フォロワー1万人なら1投稿2〜5万円、というのが「成熟したマクロ層」の粗い感覚値とされています。

ただし、これは フォロワー1万人以上・固定報酬型案件・人気ジャンル が揃った場合の上限感のある数字で、マイクロインフルエンサー(数百〜数千人規模)には当てはまりません。実態としては、最初の数件はギフティング(商品提供のみ)が中心で、現金報酬の案件は実績を積みながら少しずつ広がっていく、というのが多くの方の通る道です。実際の報酬は次の4要素で決まります。

フォロワー数別の単価相場

業界で観測される、Instagram案件の単価相場の感覚値です。あくまで「ジャンル適合性が中程度、エンゲージメント率3〜5%、企業が直接インフルエンサーに発注する固定報酬型案件」を前提とした目安値で、マッチングプラットフォーム経由や、新人インフルエンサーの最初の案件はこの表より低くなるのが普通です。

フォロワー規模フィード1件ストーリーズ1件リール1件
〜1,000人(ナノ)¥0〜¥3,000
+ギフティング
¥0〜¥1,500¥1,000〜¥5,000
1,000〜5,000人¥2,000〜¥10,000¥1,000〜¥5,000¥3,000〜¥15,000
5,000〜10,000人¥10,000〜¥30,000¥5,000〜¥15,000¥15,000〜¥50,000
10,000〜50,000人¥30,000〜¥100,000¥15,000〜¥50,000¥50,000〜¥200,000
50,000〜100,000人¥100,000〜¥300,000¥50,000〜¥150,000¥200,000〜¥500,000
10万人〜¥300,000〜¥150,000〜¥500,000〜

表を見ると、フォロワー1,000人を超えたあたりから案件単価がはっきり上がるのが分かります。これは多くのプラットフォームと企業が「1,000フォロワー」を有償案件の最低ラインに設定しているためです。1,000人を切ると、ギフティング(商品提供のみ)が中心になり、現金報酬の案件は限られます。

補足

上の表はあくまで「中央値」のイメージで、実際の単価はジャンル・案件・クライアント予算次第で2〜3倍ぶれます。例えば「美容」「投資」「副業」など、企業が高い予算を組むジャンルでは表の上限値を超える単価も出る一方で、「日常」「雑記」のような汎用ジャンルや、商品提供を組み合わせた案件では下限値を下回ることもあります。「自分なら必ずこの金額がもらえる」と読まないでください。

実態としての注意

マッチングプラットフォーム経由(SIGNAL BASE を含む)の案件は、プラットフォーム手数料が乗る分・営業活動を代行する分、上の表より単価が抑えめになることがあります。一方で「自分で営業しなくていい」「契約・支払い管理を代行してもらえる」「最初の1件目から実績が積める」というメリットがあり、初心者〜中級者にとっては手取り金額より「実績の積みやすさ」と「継続できるかどうか」の方が重要になりやすい構造です。

プラットフォーム別の単価傾向

同じフォロワー数でも、プラットフォームによって単価相場は変わります。

Instagram

最も案件市場が成熟しており、相場が安定。リール案件が増加傾向で、リール単価はフィードの1.5〜2倍が標準です。フォロワー数だけでなく「保存数」「リーチ率」がレート交渉で重視される傾向。

TikTok

動画1本の制作工数が大きいため、フィード換算でInstagramの1.5〜2倍程度の単価が出ます。フォロワー数より「平均再生数」と「For Youページ掲載実績」を見られるので、フォロワー数が少なくても再生回数が多いアカウントは高単価で受注しやすい。

YouTube(ショート / 通常動画)

通常動画は制作工数が大きく、単価も最高水準。10万再生クラスの動画で1本20〜80万円のレンジ。ショート動画はTikTokに近い単価相場です。

X(Twitter)

1ポストの単価はSNSの中で最も低く、フォロワー1万人で1ポスト3,000〜10,000円が中心。ただし投稿の手間も小さく、月10ポスト前後で受ける継続案件が多いため、累計だと意外と稼げる。

単価を上げる3つの要素

フォロワー数を増やすのは時間がかかりますが、それ以外で単価を上げる要素は意外と短期で動かせます。

① エンゲージメント率を3%以上にキープする

フォロワー1万人でエンゲージメント率1%のアカウントと、フォロワー5,000人でエンゲージメント率5%のアカウントでは、後者の方が高単価で受注できることがあります。理由は単純で、企業から見ると「より多くの人に反応されている方が、商品の訴求が刺さる」から。エンゲージメント率を上げる具体的な方法はInstagramのフォロワーを増やす11の方法で詳しく整理しています。

② 専門ジャンルを明確にする

「美容」「子育て」「投資」など、専門性が高いジャンルは単価が高い。逆に「日常」「雑記」は単価が低くなりがちです。アカウント全体を見たときに、ひと目で「このアカウントは◯◯のアカウント」と分かる作りにできているかが、単価のレンジを決めます。

③ 過去PR実績を可視化する

同じフォロワー数でも、PR実績10件のアカウントとPR実績0件のアカウントでは、企業からの安心感が全く違います。「PR表記の入った投稿が成果を出した」というスクリーンショットを3〜5枚用意できると、提案時の説得力が格段に上がります。

単価交渉で押さえるべきポイント

プラットフォーム経由でなく、個別に企業から打診を受けたときの交渉では、次の3点を意識すると相場の上限値で受けやすくなります。

注意

初心者がやりがちなのは「実績が欲しいから安く受ける」「商品提供だけで受ける」を続けてしまうこと。1〜2件なら問題ありませんが、5件以上続けると「安く受ける人」のラベルが付き、その後の単価交渉が一切できなくなります。3件目以降は、相場の中央値以上で受けるを意識してください。

SIGNAL BASE の考え方

SIGNAL BASE では、ランク制度に応じた基本単価の目安を設けています。具体的な金額は案件・クライアント予算・商品提供の有無によって変動するため、本記事では公開していません。重要なのは金額そのものよりも、以下の3つの考え方です。

よくある誤解

SIGNAL BASE は「大きく稼ぐ」より「続けやすさ・実績作り・コミュニティでの相互支援」を重視しているプラットフォームです。月数十万円といった金額は、フォロワーがある程度育ち、専門ジャンルが確立してから現実的になる世界。最初の数ヶ月は「商品をもらいながら投稿実績を積み、次の案件につなげる」を目標にした方が、結果的に長く続けられて伸びやすい構造になっています。

お友達紹介でランクアップを早める仕組み(紹介承認1人ごとに継続月数+0.5ヶ月・投稿数+5の加点)もあり、副業としてコツコツ続けたい方に向いた仕組みです。

最後に

インフルエンサー報酬は、フォロワー数だけで決まる単純な世界ではありません。「フォロワー数 × エンゲージメント率 × ジャンル適合性 × 投稿タイプ × 実績」の総合点で決まる、複合的な相場感の世界です。本記事に出てきた数字も、あくまで業界全体での目安として捉えてください。

大事なのは、表の数字に一喜一憂することよりも、「1件目の案件を取って、丁寧にやり切る」「続けることで実績を積む」「ジャンルを明確にする」といった、コツコツ動かせる小さな施策の積み重ねです。月収◯万円という派手な数字より、半年・1年と続けて自然と単価が上がっていく構造を作る方が、SNS副業としては長く続きます。